タイトル未定

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



ここで紹介を入れておくと、洸は私と二つ歳が離れた弟。夕也さんは、お母さんの再婚相手、つまりお義父さんだ。実を言うと私はあまり夕也さんの事が好きじゃない。

…お父さんが大好きだったからだ。

夕也さんはお母さんが選んだ人だし、お母さんには幸せになってほしかったから再婚の話になった時は何も言わなかった。(というより言えなかった。)

まぁその話はまた後ほどで



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

三階建てのアパートの階段を駆け下りて、自転車に乗る。
高校までは自転車で４０分、猛スピードでこいで２０分だ。
本気でこげば間に合うだろう。

「ッッッ…！」

突然の事に驚いて、何もできなかった。ただ、ただ、目を大きく見開くのみ。
トラックが突っ込んでくる。

キュキュキューーーーーーッ　　ドンッ

急ブレーキの音と共に大きな衝撃。


…どうやら私は死ぬらしい。