お隣さんは私の王子さま
お隣の家
「それで、なんの用?」
2人きりの教室。
バクバクする心臓。
『宮崎くん、あのね。』
私たちを照らす夕日。
でも勘違いして欲しくない。
これは断じて愛の告白とかそんなものではない。
こうなったのは、数時間前。
杏ちゃんがきっかけになった。
───────
「あ、宮崎くん。
そこの渡辺愛桜がはなしたいことあるって言うから帰り少し残ってやってくんない?」
『「は?」』
「なんか、2人じゃないと話せない話らしいからショートが終わった30分後にここ集合で。
それじゃ、先生に呼ばれてるから行くわ。」
『あ、ちょっと杏ちゃん!!』
──────
そんな杏ちゃんの無理矢理な誘いに来る筈ないだろうと思いながら教室に現れた彼。
「早くしてくれない?」
『あ、ごめん。
あの宮崎、あの時はごめん!』
「・・・俺、謝られるようなことされた覚えないんだけど。」
2人きりの教室。
バクバクする心臓。
『宮崎くん、あのね。』
私たちを照らす夕日。
でも勘違いして欲しくない。
これは断じて愛の告白とかそんなものではない。
こうなったのは、数時間前。
杏ちゃんがきっかけになった。
───────
「あ、宮崎くん。
そこの渡辺愛桜がはなしたいことあるって言うから帰り少し残ってやってくんない?」
『「は?」』
「なんか、2人じゃないと話せない話らしいからショートが終わった30分後にここ集合で。
それじゃ、先生に呼ばれてるから行くわ。」
『あ、ちょっと杏ちゃん!!』
──────
そんな杏ちゃんの無理矢理な誘いに来る筈ないだろうと思いながら教室に現れた彼。
「早くしてくれない?」
『あ、ごめん。
あの宮崎、あの時はごめん!』
「・・・俺、謝られるようなことされた覚えないんだけど。」