My Angel 〜私の天使〜

「ーーはい。時間間違えて早く来ちゃいました。」

「ははっ!お前にもそんなことがあるんだな!けどいつもこのくらいに来たらどうだ?いつもの時間じゃこれからに響くぞ?」

「ーーはい。あの、鍵、ください。」

「まぁそんな焦るな。はいよ。早く来たからって、教室で寝るなよ?」

「失礼しました。」


“寝るなよ”って、なんか意味深な笑みを浮かべてたけど、今日なんかあったっけ?


なにか言われた覚えはない。
何もなければ寝るに決まっている。


私は教室に入って少しぼーっとしていたが眠気には勝てなかった。


まあ、よく考えたら朝は早く起きたのだ。眠いに決まっている。


それから3分もしないうちに私は夢の世界へと消えていった。

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