今、あなたに恋をする
「お、夏波。丁度よかった。今からお前のクラス行こうと思ってたんだ。」
そう笑顔で言うのは、小学校からの親友、
篠崎龍樹。
小学校3年の時、最初の席は出席番号順だった。
龍樹の苗字は篠崎。そして、私の苗字は篠原だった。
そのため、前後の席になり、龍樹は人見知りだった私に話しかけてくれて、それから話が合うことがわかり、今では親友だ。
龍樹は私の唯一の男友達で、私は普段男子と関わらない。
女子の友達も、数えるほどしかいないので、
見かねた龍樹は違うクラスになっても話をしに
わざわざ来てくれた。
私は、そんな龍樹が好きだ。
もちろん、友達として。
「え?なに、私のクラスに用あったの?」
「ああ、お前に用があったんだ。今日、一緒に帰ろうぜ。」
「ええー、まあいいけど、なんで?」
「もうすぐ、真中の誕生日だからさ、プレゼント買いたいんだけど、女の趣味っていまいちわかんなくてさ。お前も一緒に、考えてくんね?」
真中とは、龍樹と一緒のクラスで、密かに龍樹が好意を持っている女子だ。
私も、1年の時に同じクラスだったので、一応どんな子かは把握している。
同じクラスの時は、それなりに仲良くしてもらった。2年になった今では、あまり話す機会がなく、最近では関わっていないが。
「ああ、真中ちゃんね。龍樹の好きな。」
すかさず茶化す。
「うっさいなー。で?一緒に行ってくれんの?」
「いいよ。喜びそうなの選んであげる。」
そう笑顔で言うのは、小学校からの親友、
篠崎龍樹。
小学校3年の時、最初の席は出席番号順だった。
龍樹の苗字は篠崎。そして、私の苗字は篠原だった。
そのため、前後の席になり、龍樹は人見知りだった私に話しかけてくれて、それから話が合うことがわかり、今では親友だ。
龍樹は私の唯一の男友達で、私は普段男子と関わらない。
女子の友達も、数えるほどしかいないので、
見かねた龍樹は違うクラスになっても話をしに
わざわざ来てくれた。
私は、そんな龍樹が好きだ。
もちろん、友達として。
「え?なに、私のクラスに用あったの?」
「ああ、お前に用があったんだ。今日、一緒に帰ろうぜ。」
「ええー、まあいいけど、なんで?」
「もうすぐ、真中の誕生日だからさ、プレゼント買いたいんだけど、女の趣味っていまいちわかんなくてさ。お前も一緒に、考えてくんね?」
真中とは、龍樹と一緒のクラスで、密かに龍樹が好意を持っている女子だ。
私も、1年の時に同じクラスだったので、一応どんな子かは把握している。
同じクラスの時は、それなりに仲良くしてもらった。2年になった今では、あまり話す機会がなく、最近では関わっていないが。
「ああ、真中ちゃんね。龍樹の好きな。」
すかさず茶化す。
「うっさいなー。で?一緒に行ってくれんの?」
「いいよ。喜びそうなの選んであげる。」