だいすきなあなた
「はぁ…」
疲れた。疲れた。疲れた。
ソファに腰を掛けて、時計をみるともう夕飯時。
今日は長く外に居ぎたのかな。
でも、ご飯食べないと…
んー…さっきパフェ食べたしな。
迷っちゃうけど…
とりあえず、野菜ジュースをコップに注いで飲んだ。
うげぇ。トマトの味する。苦手なんだよなぁー。
でも、龍太さんが買ってきてくれたんだし飲まないわけには…
顔を歪めながら野菜ジュースを飲んでいると、ふと机の上に置いてある紙に目がいった。
そっと手を伸ばし紙をみると、
[しばらく家をあける。気をつけろ]
凄く達筆な字でそう書いてあった。
龍太さんからの手紙だった。
別に家をあけることに不満があるわけじゃないし、
龍太さんがどこで何しようとあまり気にならない。
だけど、家に一人は寂しいよ…