君が隣にいるだけでいい。
どれだけ経っただろうか。

目が覚めると、自分はベッドの上にいた。
柊翔が送ってくれたのだ。

でもやっぱりボーッとしていて、状況を把握していない。

そのまま目を閉じ、体を動かす。
すると、私ではないぬくもりを感じる。

あれ....?

一瞬気にはなったがそのまま引き付けられるように寄り添う。

ああ、なんだか落ち着く。

そう、思った。

「お前....確信犯?」

低い声がする。

目をはっきりと開けると、横たわる私の隣に、柊翔は座っていた。

「いいの?そんなことして。どうなるかわかってんの?」

「.....いいよ。別に....」

自分でも何でそう言ったかよく分からない。

でも、彼が何を指しているかわかってた。

もう、いいや。

彼の動きに身を任せる。
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