届けこの気持ち
いや、遡ること今日の昼休み。

快が珍しく真剣な顔で相談があると言われたから体育館裏までついてきた。


快「俺、佑衣のことが
ずっと前から好きだったんだ」

「……っ…知ってた」
辛い気持ちを飲み込んで、必死に強がってみた。

この気持ちに気づかれたく無いと思っているはずなのに、気づいて欲しいと思う自分がいて嫌になる。


快「今日放課後、告ろうと思うんだけど、
なんか、アドバイスないかな?」

「ありのままでいったら、いいんじゃないかな?
シンプルイズベストだよ!」

いや、私に聞くなしと思いつつもしっかり答えちゃってるじぶんにビックリしてる。

あ、意外と冷静にいられてる。
まあ、知ってたから余計にってのもあるのかな?

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