おりがみ探し
「これを待ち受けにしてるってことはぁ~?」
「え…えっとぉ…。」
答えるのも恥ずかしくて
口ごもっていると
教室のドアが開いて
いつものメンバーの2人が入ってきた。
「ねっ
みんな見てー♪」
ちぃチャンは
嬉しそうにその2人のもとへ
駆け寄っていくと
携帯の画面を見せた。
隠す理由もないし
言うつもりだったけど…。
うぅ~~><。
「千沙!!
やったね~♥」
「でかした!!」
「どこまでやった?」
3人ともテンションが上がっているらしく
口々にそんなことを言ってきた。
「…どこまでって…。
告っただけだよ…。」
もごもごと言う。
「でもさぁ~
司クンってたしかモテるよねー?」
「うんうん!
かっこいいもん!!」