暗闇に灯る光



本棚の隙間から、少し顔が見えた。


「い、や・・・。」


しまった・・・。と思ってしまったけどもう遅い・・・。


「誰かいんのか?」


男の人・・・・・・。


嫌だ嫌だ嫌だ・・・。


「女・・・?」


男の人は、不機嫌そうに言った。


えっ・・・!


近づいてきた・・・。


「やめて・・・っ、こないで・・・っ。」


嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ・・・。


『お前は・・・、ずっと俺のものだ。』


『イヤ、やめて・・・。嫌、イヤァァァァッ!!』


嫌な思い出が、フラッシュバックする。


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