暗闇に灯る光
「そ・・・うちゃんっ。」
私は、そうちゃんに抱き着いて泣いた。
「怖かった・・・。まだ、あいつが私の頭の中に居るのっ!もう、嫌だよっ・・・。」
「・・・沙羅・・・。」
そうちゃんは、私の頭を、ポンポンと優しく撫でた。
「大丈夫。俺がいるよ。」
「そうちゃん・・・。」
そうちゃんの、優しい声を聞いていると、安心してきた。
「・・・で、キミはいつまで居るつもり?」
え・・・?
そうちゃんは、冷たい声で言った。
「え、あぁ。俺は・・・。」