君の嘘は桜色


「、、なんなんだよ、これ」


桜色の便箋に涙の跡がぽたぽたと出来ていく


飛行機の中だというのに俺の涙は当分止まりそうになかった


最後の最後まで優しすぎるから


俺の事をいつも優しいと言ってくれるけど、本当に優しいのは紗良の方で


『またどこかで出会えたらもう1度一緒にいられるように


心のどこが隅っこに私のことを覚えていてほしいな』


「忘れるわけないだろ、頭の中全て紗良のことしかないんだ、」


きっと俺はこの先何があっても誰に出会っても紗良の優しい優しい桜色の嘘を忘れることなんで出来ない
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