初恋の人
出会い春
春は全てが新しくなる
今日から高校生になる私(立花美羽)はこの季節に期待を添えてこれから3年間通う高校へと通学路をあるいてる
考えているのはもちろんクラスのこと
小学校からの親友の佐藤 那月(Satou Natuki)と同じクラスになれるかなとか
かっこいい男子はいるのかなとか
新しく友達になれる子はいるのかなとか
初恋の人にもう一度会えないかななんて叶いもしない期待とか
高校生になって初恋の人と再開するなんていかにもな少女漫画展開だけど、そんな妄想さえしちゃうくせに未だに顔も名前も思い出せない
今となっては初恋の人なんて私の妄想だったのかななんて思い始めちゃうけど、たとえ妄想だとしても夢だとしても忘れることが出来ないのは事実だった
だから私はもう高校生になるというのに今まで付き合った人はゼロ、、、
「、、、そろそろ諦めつけないとなー、」
物思いに浸っていた私は心の声をポロッと口に出していたみたいで、、
「何を諦めるの?」
急に肩越しにかけられた声に驚いて軽く飛び上がった
「っうわっびっくりした、ってなつか」
「なつかって、なによせっかく美羽見つけたから声かけにきたのに、
で、何を諦めるの?」
少しふてくされたように言いながらも笑顔で聞いてくる
「ごめんって、なんでもないよ、」
「もしかして、初こ、「ほんとに、なんでもないからね?いこっ?」
那月の言葉を遮るように声を重ねる
本当は自分でもわかっている幼い頃の初恋、名前も知らない相手、そんな恋叶いっこないって
それでもこの気持ちを捨てるのにはもう少し時間がかかりそうだから
期待と不安、忘れられない気持ちを持って私の高校生活は始まった
今日から高校生になる私(立花美羽)はこの季節に期待を添えてこれから3年間通う高校へと通学路をあるいてる
考えているのはもちろんクラスのこと
小学校からの親友の佐藤 那月(Satou Natuki)と同じクラスになれるかなとか
かっこいい男子はいるのかなとか
新しく友達になれる子はいるのかなとか
初恋の人にもう一度会えないかななんて叶いもしない期待とか
高校生になって初恋の人と再開するなんていかにもな少女漫画展開だけど、そんな妄想さえしちゃうくせに未だに顔も名前も思い出せない
今となっては初恋の人なんて私の妄想だったのかななんて思い始めちゃうけど、たとえ妄想だとしても夢だとしても忘れることが出来ないのは事実だった
だから私はもう高校生になるというのに今まで付き合った人はゼロ、、、
「、、、そろそろ諦めつけないとなー、」
物思いに浸っていた私は心の声をポロッと口に出していたみたいで、、
「何を諦めるの?」
急に肩越しにかけられた声に驚いて軽く飛び上がった
「っうわっびっくりした、ってなつか」
「なつかって、なによせっかく美羽見つけたから声かけにきたのに、
で、何を諦めるの?」
少しふてくされたように言いながらも笑顔で聞いてくる
「ごめんって、なんでもないよ、」
「もしかして、初こ、「ほんとに、なんでもないからね?いこっ?」
那月の言葉を遮るように声を重ねる
本当は自分でもわかっている幼い頃の初恋、名前も知らない相手、そんな恋叶いっこないって
それでもこの気持ちを捨てるのにはもう少し時間がかかりそうだから
期待と不安、忘れられない気持ちを持って私の高校生活は始まった