ーYour smile is my happinessー


涼花「読んだ……?」


蒼太・悠太「あぁ」



涼花「私と飛鳥は家族だった。
言えば双子だよ…
だけど、飛鳥は両親から捨てられて
私だけ愛されて育てられた。


そして、飛鳥は里親に育てられて、その人達から
虐待を受けてきていた。それもつい最近まで。


捨てられた飛鳥と再開したのは小学生の時だった。
その時、飛鳥の体を見た時はびっくりした。
体中傷だらけで見るに絶えなかった。


それで、飛鳥と家族な訳だから仲良くしていたら
飛鳥の育て親から私は暴行を受けた。


それから飛鳥は大切な人を作ることを拒んだ。
本当の家族の私でさえ他人の振りをする。

親から離れている時だけ私達はそばに居た。
1度や2度気付かれて無理やり引き離される事もあった。
その度、飛鳥は私に冷たく当たり
私達はそんな仲じゃないと見せるため傷つけあう。


私は飛鳥を救う事は出来なかった。


飛鳥が学校に来なくなった日、自殺したの。
耐えきれなくなって。



それが、私達2人が隠していた本当の真実。」
< 73 / 78 >

この作品をシェア

pagetop