ーYour smile is my happinessー

俺達は全く頭に入ってこなかった。


双子?虐待?
それよりも自殺をした?


あの飛鳥が?


俺は信じたくない……
悠太だって頭を抱えしゃがみこんでいる。



俺は今、涼花があの時言っていた言葉が
理解出来た。


花火大会の日、涼花から告白された俺は
涼花からあることを言われた。





「飛鳥を助けて、お願いっ飛鳥と遠くへ逃げて」





あれは涼花、飛鳥が俺を好きだと知っていた

俺も飛鳥を好きだったから
涼花は俺を頼った。
俺なら飛鳥を助けられると、信じた言葉だった



そして、あの時、俺に怒った悠太の事も。

飛鳥が悠太じゃなく俺に気持ちがあったことを
知っていて、悠太は俺に勝負を挑んだ。

「俺の気持ちも考えろ」

そういう事か……
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