素肌に蜜とジョウネツ

「何、そのだらしのない返事。教育係りの神崎マネージャーにクレームだな」

「や……それは絶対止めてください」

「まぁ、冗談だけど」

「……」


でた。この、私(ヒト)をおちょくる感じ。

高輪マネージャーとの会話、ボイスレコーダーにでも録音して美山ちゃん、その他女子に聞かせてあげたいくらいだわ……

って、

そういえば、高輪マネージャーって……


「神崎マネージャーと知り合い……なんですよね?」


ふと、そんな事を思い出して、何気に聞いてみた。


「ああ。神崎マネージャーが勤めていたホテルで学生時代にバイトしていたことがあってね。そういう繋がりもあって親しくさせてもらっているけど。それが何か?」

「いえ……名前が出たので、神崎マネージャーが言っていた事を思い出して聞いてみただけです……」

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