素肌に蜜とジョウネツ

「ふーん……何?神崎マネージャー狙ってんの?」

「なっ……そんなこと、一言も言ってませんっ!」

「言わなくても顔に書いてある」

「そんなわけありませんっ!!」

「冗談だよ。そんなにムキになるな」


「・・・・・・」


また冗談。

何で、私はこんなに高輪マネージャーの冗談攻撃を受けないといけないの……?

もう、早く帰ってロミ男に会いたい―…

そんな感じでロミ男恋しさが上昇していると、


「でも、神崎マネージャーは頼りになるよな。俺も同業界の先輩として尊敬してる」


と、高輪マネージャー。


「今回の引き抜きの話が来たときも相談に乗ってもらったりもしたし世話になっている」

「……」


へぇ……

高輪マネージャーと神埼マネージャーって思ってた以上に親しい仲なんだ。

高輪マネージャーの言葉を聞きながら、ぼんやり思う。

でも、そうなると―…

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