素肌に蜜とジョウネツ

だって、夢なんだもんね?

日頃、言えない事も言っちゃってもいいよねぇ?

いっつも意地の悪いコト、言われちゃってるし、高輪マネージャーと出会ってから私、なーんか気持ちが焦っちゃってるし。

自分から別れを切り出したものの、あっさり了承されちゃった女の心の叫ビってヤツをぶつけちゃってもいいよねぇ??

そんな事を考えながら、トロ~ンとした目つきで高輪マネージャーをじっと見る。


「あのですねぇ~…」

「何だよ。そんな格好して夜這いに来たのか?」

「まっさかぁ~、っていうか、ココは私の部屋ですけど?」

「はぁ?」

「っていうかですねぇ、どーせ夢なんですから、そんなコトはいいんですよぉ。私のこの少々派手な格好も取り敢えずは気にしないで、大人しく私の話を聞いてくだサぁイ……」

「話って……」

「ちゃんと、“カラダ”のお友達とサヨナラしましたからぁ」


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