素肌に蜜とジョウネツ
「他にもって~…私達フロント勤務なんて夜番もあるんですよ?なのにまた別の場所で働く気力なんてないですよぉ。ねっ、瀬名さん」
まさかぁ、と笑い飛ばす美山ちゃんにふられ、
「う、うん……」
何とかそう答えはしたけど、やばい。
すっごい緊張して、手汗まで出て来た。
でも何で?
何で、いきなり神崎マネージャーがそんな事を聞いてくるの??
「それなら問題ないんだが―…実はね、さっきこんなFAXが届いてね」
そう言うと神崎マネージャーは一枚の用紙を私達に向けて取り出して、
「FAX……?」
一体何が書かれているんだろうと、美山ちゃんと覗き込む。