素肌に蜜とジョウネツ
17、心と身体で感じて
お互いに気持ちを告白した、あの日から、三ヶ月が経ちました。
私は夜のお店を二ヶ月前に辞めて、本職のホテル業一本で頑張っています。
例のFAXの件は―…
「神崎マネージャー、ところであのヘンタイさんからのFAXの件ってどうなったんですか?」
「ああ、あの件はね、やっぱりイタズラだったみたい」
「そうなんですか??」
会議室での告白から数日後、美山ちゃんと神崎マネージャーの会話。
「だからもう気にしなくていいよ。〝瀬名さんも”」
そう言って私を見た神崎マネージャーは訳知り顔で、
「……っ」
どうやら高輪マネージャーが、やっぱり神崎マネージャーには、と、〝上手く”事情を説明してくれたみたい。