素肌に蜜とジョウネツ
3、運命だなんて思いません
昨夜、副業の場で出逢った感じワル男さんは、実は本業の役職者でした。
という、何とも気まずい事実を知ってしまったその日、家に帰り着いた時刻は17時半過ぎ。
日勤早番の日の帰宅時間は大体このくらい。
家には、本業の職場から自転車で十分程度で帰れる。
今日は夜のお仕事もないし、さて、何をしようかなぁ~
とか思うけど、
特別したいことなんて無い。
ホテルサービスを学ぶ専門学校への入学と同時に地元を離れたから、こっちで友達っていうと専門学校時代の友達が殆どになる。
だけど、卒業してバラバラになっちゃたり、近くにいても時間が合わなかったりで、思い立って〝今から会おう”って気軽に連絡出来る友達は寂しいことにいない。
副業の店のコ達とは仲良くはあるけど、生活リズムが違いすぎるし……
そんなわけで、仕事がない時間は基本、家に篭ってる毎日。