【男スポ短編】‡おわりのはじまり‡
「あ、やっと起きたね」


カビ臭く、埃まみれの闇の中、転がっていた私の彼、夏樹が目を覚ました。


……どうしたの?


あぁ。目を覚ましたら知らない場所に自分が転がってる。


そんな事に戸惑ってるのかな。


でもね。知らない、ってゆうのはちょっとお門が違うよ?


「これはね、夏樹のせいなんだよ?」


……どうして驚くの?聞き慣れてるはずたよね。私の声。


え?何を言ってるの?


どうしてこんな事するのかって?


……そう。わからないんだ。


なら、教えたげる。夏樹の――


罪。
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