キミに夢中な俺‼
 フウーッ
論の、深いため息が聞こえる。
詰めて聞いて見る

「岡山にもう一泊の予定は?…
ね、ね、もう一泊何する気だった?
あ﹏wあ、そっか‼
彼女と、ネンゴロカぁ。
で‼ そんなチャンス逃して
帰ってきたの?何で?
せーっかく気を使ってあげたのに
人の好意を無にするの?
それとも秘密の恋が趣味な訳
私にバレたら楽しくなくなった?
アンタ変態?」






もう30分経った。
ロンも紬も何も話さない。



相変わらず10センチの距離は縮まらない。



「帰らないと警察に電話するから。」


「俺を潰す気か?」

「警察に
電話するよ。帰って!! 」

「電話したら・・
直ぐ・・電話しろよ。


俺は・・・
 お前の居ない生活はいらない。

 俺も決心付くよ。
 電話するか?
 俺を4、7、すかだな、
 いいよ。お前決めろよ!
 俺はお前に従うよ。」


ずるい!論はずるい。
いっも私を動けなくする。
浮気しょうとしたくせに何
いってんだかな!!


カスの癖して

「帰って。私傷ついてる
 あなたに裏切られ、
アンタの嘘疲れで━━━━━ぇ
 クタクタ!!
 もう一緒に居たくない」

スーツ姿の論はズボンのポケットに
手を入れて何か考えていた。


上を見たり下をみたり…

こんな時でもカッコイイと思って
しまう私は、いっちゃってるのか?

「じゃあね。」


扉を閉めようとしたら論は
カッターナイフを出して腕をめくった。

ヒエエエヒエエエ
ゴクッと生唾を飲んだ。
昔から刃物は😸の手と決まってる
のにロンは手首に・・・ ᇂ_ᇂ:
調理実習の先生に習わなかったか?

ここで‥嘘デショ。

彼は…「紬、俺は本気でお前を愛してる。
    証明は口では出来ない。
    証明書を書いても嘘は嘘だ
    だから
    お前しか愛せない事を信じ
させてやるよ。
   
    やるからは、失敗しない!
    脅しなんて俺はやらない!」



論は10センチの隙間から指を入れて
紬の頬を撫でた。
論の、見つめる目が愛おしいと
言ってるようだった。







     カチャリ

   つむぎは負けた。
   この男は本当に怖い。



ドアの、カチャリの音と一緒に勢いよく
ドアが開いた ヒエエエヒエエエ
紬は、論にしっかりと羽交い締め
いや、抱きしめられた。

「カフェでは 杏奈に分かれを
告げたかった。

俺は彼女から逃げてちゃんと
別れを告げて無かった。
 皆の前では、言えないから…

だから
ちゃんと別れてきたよ。

 紬がオレを棄てたと思うと
 
 気が狂いそうだった。
 お前は、いっも俺をいじめるよな!
 勘弁してくれよ。」

「いやいやテメェーのせいダヨナ」



論の、匂いに包まれたとき小さな
安心感を感じてしまった。

「ぐずっぐずっ、論とは別れる
 別れてやる‼。」

「いいよ。生きては、もう会え
ないな。」


  「じゃっ、じゃあ結婚して!! 
   奥さんにしてよ。」

論は、またギュウウとした。
直ぐに返事がない。

「あの人に未練があるんでしょ。
 無理してるんじゃん。
 だから、別れよう。

 論は私より、あの人との時間を
 選んでたんだよ。
 分かったでしょう。」

「ゴメン。プロポーズはオレから
する。
 杏奈はもうオレの中では友人だ。
 紬を心から愛してる。


 おまえしかいない。
 必ずオレからプロポーズする。
 其処は絶対譲らない!!。」


 なんかうやむやにされて、
 論は帰って行った。

( ̄ω ̄;)?

ん?
 すっきりしないよ~
 兎に角ブロックは解除しない。
 明日休みだし、久し振りに近場の
 温泉に行ってゆっくりしょう。


朝早く7時には出た。
バスの、時間があったから…

 バスで60分 位の近場にも
 いい温泉がある。
 フファ、気持ちいい。
 温泉サイコー

 携帯はロッカーに置いて一人風呂

 折角の風呂!邪魔されてたまる
かぁ~

 平日だから人が少ない。
 贅沢だけど、温泉は、ユックリ
したい。
旅館のおばさんに
頼んで部屋を取った。











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