キミに夢中な俺‼


「紬可愛いぞ。
 愛してるよ。」

 「うん。私も大好きダヨ。」

ここまでキチンと送らないと、後々
お説教がある。

俺はこんなに愛してるのに…とか、
お前の事大好きなのに…とか、
紬だけのために云々…

後々めんどくさいから
その時々で、返しておかないと
イケメンの癖に拗ねる。

拗ねると長い。
まず、ラインが無くなる。
口をきかない。

帰って来ない!
紬が寝た頃御帰宅
紬が起きる前御出勤

だから紬の狭いマンションに帰れば
淡くって迎えに来てウダウダ



「お前!! マジで女かよ。
〇玉さげてんのか、ナヨナヨすんな!」
 と思う。

しかし会社では、鬼課長
 ⊙ω⊙?

昼過ぎ大江論から連絡がはいる。

「この間の合コンメンバーで
又あつまるらしいぞ‼
紬、来るよな?」


‼‼「えぇぇぇ、聞いてないよ。
この間は人数集めの
代理だったから
今日は呼ばれないよー
先輩達色々仕事押し付けて
来てたんだよ~」


「いいか、ぜーったい来いよ。
可愛らしくして来い‼

未来の旦那の危機なんだからな‼
頼んだぞ。」


押し付けられた残業が終わるともう
8時急いで化粧をして、
居酒屋へ向かう紬は会社とは
別人のかわい子ちゃん。

咲姫と清代乃は、もう居酒屋の前で
スタンバイ。

居酒屋の奥座敷から黄色い声が聞こ
えてきた。

「大江さああぁぁん。
飲み過ぎちゃったああぁん。」



「ありや~つかまったポイね。」
清代乃が呆れた声を出す。


「うん。今日お持ち帰りする
って張り切ってたモン。」


「どーすんの?
逃げられんの? 」


清代乃も、咲姫も、心配していたが
こっちが怪しくなってきた。


「ねえ、一緒に飲もう。」
サラリーマン風のイケメンが寄って
来た。


「え、えぇぇぇ、困ります。」
紬は腕をつかまれて引き寄せられた。

「俺この子」

「俺こっち」
「俺この子がいいな。」


「えぇぇぇ、彼氏いますし…」


三人で詰め寄られ必死に断るが
詰め寄る体には勝てなくなり
引っ張られるままテーブルに着く。




騒ぎを聞きつけたらしきロンが座敷
から飛び出てきた。



さらに違うグループの男性が
紬達を助けに来た。
どこがどこのグループか
分からなくなる。ゴチャゴチャ






< 6 / 83 >

この作品をシェア

pagetop