キミに夢中な俺‼




紬と、相談した…。
親友の、御披露目には
何を置いても行くべし!
で、話は終わった。

咲姫からピンクのドレスを着るから
二人はピンクの着物を着てきてと、
3人で、おそろにしたいとのこと。


紬の着物はど一しても
     どーしても

論さんが買いたいとゴネてるらしい。
論さんは喜代乃の着物はトーゼン
悠人さんが買うから大丈夫!!
と言ってるけど
どうなのと紬が、心配して、聞いてきた。


もう、レンタルしたよー。
と未だだったけどそう言った。




悠人からは何も言って来ない。
ってかブロック&着拒してる。



そうして迎えた9月22日。
喜代乃自分で、髪を結い上げ
着付けをして支度をととのえた。
ネットで、調べて自分で、練習した。

喜代乃の自慢話は
何故か清代乃は頭はいい。
要領もいい。
誰も誉めてくれないから
自分で誉めて気分をあげる。


凄い美しい日本美人の登場に
皆さん立ち止まって写メをとり出した。

論が車の中から苦笑い。
「悠人がいたなら、
怒り狂っただろうな。」



論と紬が現れて
喜代乃を拾って会場に
向かう。




蒼介さんもどこぞの御曹司らしい…。
犬の日の祝と咲姫の御披露目
だそうな紬も喜代乃も宅飲みでの、
宴会を想像していたが全く
違うと論からきいて

   「ヒエエエエエ~」となった。



大きな会場にエレベーターで
案内された。
紬の隣には藍色のスーツで決めた
論さん。

少し離れて喜代乃の隣には薔薇の
花束。



朝から咲姫から電話があった。

「ゴメン、本当にごめん!」
平謝りの咲姫に理由をたずねたら‥

「蒼介さんの、
お義父様が悠人さんの
 お父様に頼まれて
 どっかのお嬢さんを紹介
 したんだって。

 しかも悠人さんの
エスコート付きで
 招待したってさっき聞いたの‥

 蒼介さんが二時間くらいだから
 我慢してくれって。



 喜代乃に謝ったおいたがいいって、
 ゴメンね、許して。」




可哀想に、自分とお腹の赤ちゃんの、
お祝いなのに泣きそうな声の
咲姫。



「あああ、ゼ~ンゼンいいよ。
 赤ちゃんのことだけ心配しなさい。
 私だってもう大人よ。

 然も嫌なら悠人も断るでしょ。

 でも、咲姫ありがとう!
 何も心配しないでよ、
 今日は頑張るんだよ。」

咲姫は安心したように電話を切った。

そう、悠人の腕には赤いカクテル
ドレスに、ショールを羽織った
ミデアムショートの綺麗系な女の人が
グレーのスーツで髪をオールバックに
した悠人の腕をしっかりと掴んでいた。


紬が
   「喜代乃大丈夫?。」
と聞いてきた。



 「大丈夫よ。も一つとすごい
  悠人のラブシーン
  何回もみたから。
  あんなの序の口だってばー。
   キモ
  こっちみんな!」



チラッと悠人がみたのを確認したら
喜代乃は、ぷいと顔をそむけた。







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