キミに夢中な俺‼
「辛いんだよ。」

   「謝れば、」
紬は、サラッと言い退ける。

「無駄だ。死ぬまで許してくれないよ。
 居所も分からないワ。」


「あああああーキタキタキタ。」

   「なななにが来た。」


「イタタタタ、キッー
 ハアハアハアウウウ~
 あああああー痛いヨォ~」

「大丈夫かょ。
 旦那なにしてんだよ~。
 呼べよ!
旦那の仕事だろうが━━━
なんでオレ?」

 「«««だっからああぁぁぁぁ»»»» 
  《《《《ロンはぁぁぁ》》》》
   旦那じゃないってばぁー!!
   さっきからいってんじゃん
ー!!。


     ●‥●‥ん?ロン?

「‘エエエーっロンだってーえ?
 き、きみは?」


俺は麦わら帽子をバッとはいだ。


ΣΘДΘ;; つ、つむぎぃ?


ひょえええ~il|li ◎o◎!i||liロン?

あたたたた「ロンだったのぉ~」
ぷっくらまるい、丸すぎる紬?
「う、嘘だろぉ﹏」
まさかのつむぎ?



頬骨が出て目が引っ込んでガリガリの
大江論、コチラも対照的な別人。

変わり果てた、体格!
目を丸くしてみていると
ショックで紬の陣痛が止まった。 



「マジ?紬?」

「ちっちがう、人違い!違う! 」

暫くボーゼン。


お腹の子供も突然現れた痩せひぼけた
トーちゃんに驚いたのか?

しかしまた痛みが再開!!
   
「あ""""あ""""
 ロン、双子だからぁ~、
  にかいあんだよ~!
 いてーんだようううぅ」

    「ゴ、ゴメン2人仕込んで
     大丈夫??」
 
「大丈夫なわけねーよ。


 責任取って
 早く、逃げてよー
 でないと、あんたあの女と
 結婚できないよー
 早くぅ~


 行けー!! 」
 





俺は産気づいた紬をかかえれない。

75キロから49キロまで落ちた体重じゃ米俵より重い紬をかかえれない。
思いはあっても重い!!
然も紬は今3人。

近くにばーちゃんちがある。
行こう。

「えっだ、誰?イタタ」

中里芙美子って80超えてるけど
頼りになるバーちゃんだよ。」



《〃ギャャャャャヤマジ、〃
〃いたいたいたーい。
〃ふ、フミ、フミさんなん?》




「や、ヤバいよ。ネ、ネ、ネ、ロン
まだまだみんなにはハアハア、
ナイショにして
お願い、ハアハア
あ・んまりぃ、ウウッ突然デェイタタタ


救急車呼んでえーっ!
そっして、ロンは帰ってーえ。
イッタタタタ
早く帰らないとぉ、ロンはニゲレナイヨー
フミさんにも迷惑かかるしいっー
ロンがフミさんの孫やなんて、
ま、孫ホントに﹏
は、反ソーク‼


ロンは好きな人と一緒に
幸せになって、
早く早く車出して行って!!
イケエエエエェー
はやくううう~。」


「エエエーっそんな酷いこと言うな。
 完全に4寝と言うのか?

 俺はお前といたい。
 謝るよ。
 誤解だけど俺が悪い。


 捨てないでくれよ
 紬。」

《お━━━━い‼産気づいたぁ》》
《《ババア、ババア、ババア》》

この辺のババア達はババアと
呼ばれたらスグ反応する事を
知っていた。

ババ友はババアと呼ばれるのを嫌う!
張り倒されるのは覚悟の上だ。
俺はクソ婆友を呼びウンウン
くるしそうな紬をみんなで車に乗せ
病院へ電話をして
必死で病院へと向かった。



自分の子供と知ってから必死さが
ちがう。
他人事では済まされない。

紬を励ましながら、
紬の手にはしっかりとワラビの
入った袋があった。

   「な、なに?何に使うんだ?」

「だ大好物のぉ﹏山菜ーイテテテテ
山菜おこわ﹏イテテテテ


わら、わら━━━び、忘れ、忘れ
ないで〜。
持っていてぇーワラビー



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