キミに夢中な俺‼
土日は必ずBARに行き
彼女らを探していたらしい。


なぜそこまでして制裁したいのか?
たまたま二時間くらい一緒に飲んだ
だけなのに?

俺の事なら気にするな!そう何度も
言ったが論には伝わらなかったようだ。

ある日の土曜日!

  「楽しみにしとけ!」


とラインが来た。
見つけたな、そう思った次の日の
日曜日叉ラインが来た。



「今から昼飯だから、三人でどうだ。」
料理男子の俺達は久々にランチ会を開いた。


「おーい、ロン!開けろ。」
部屋番を押して声をかける。
ロックを解除後部屋へ向う。

ルルルンルルルン鼻歌混じりなロンがご機嫌
様々でドアを開けた。


「気持ち悪くてサー
 早く悠人がこないか
 ソワソワしちゃったよ。」



蒼介が少し前に垂れたパーマの
かかった髪を手で流しながら
ツーブロックの横の髪をジャラジャラ
掻いていた。


「俺も、ビックリ!しかも赤飯?
 何のお祝い事?初潮デモ
迎えたか?」


久しぶりにウケるワ
俺と蒼介は、ケラケラと笑い転げた。


ε=ε=聞いてくれるか?


そのため呼んだんじゃないのか?


悠人はマッシユウルフの髪を
チリチリしながら冷やかし加減に呟
いた。


Tシャツにジーンズ
料理男子の制服みたいなモノだ!


「昼は酒ナシな、!!夜
 女の子呼んでるから。」


「マジかよ。」

俺達は、論が女の子を家に入れない
のを知っていたから、かなりビックリ

     
 

「それに昼食べたら3人で買い物な
!!
 さあさあ、座れよ!
 昼はノンアルだけど夜はのんでいい
ぞ。オレが送るから。」



フフフンフフフン「さあー喰おう。」


「気持ち悪いから、先に話せよ。
 気になって飯も喉通ら無いし…」


      「そっか~
      じゃあ、言うよ
      オレ彼女出来た。」


才~オ、マジかよ!メデタイ!!

「すげー遂にトラウマ克服か」

 「長かったな、で赤飯なわけ?」



「ってかパエリアもあるじやん。
なんか女の子の
好きそうなんばっかじゃね~」


「あのな、…その~ォ、
 ん、ウンンッ  な!!」


 「男の癖してモジモジかよ。
何だよ!気持ちワル~。」

二人は乙女チックな論をなじり
ながら楽しんだ。



「はじィ、ハジハジ…ハジハジ」
悠人は何だよ!ハジハジの先を言
えよ。と詰め寄った。


蒼介
`Д´ハッキリ言えー



論はノンアルをグキューっと飲み干
して勢いをつけて大声で言った。

「初めてだったんだよ~
彼女オレ知らなくてさ!!

デモウレシクテサー赤飯炊いちゃった。
もち米と小豆水に
浸して彼女になんかしてあげたく
   てサー。」





ウグウグうーっ喉に喉に…
ウンンッ!!ゲホゲホマジかよ!



お前母ちゃんか?
赤飯ー
二人は泣いて笑い出した。



カーちゃん!
お前、クククク
お、おまえ銀行で何て呼ばれてたっけ


3人、ハモって

`Д´
`ε´ カミソリ課長鬼のぉー、大江諭
`_´


キャハハハハハ
ウヒャウヒャウヒャ
マジかよ!
会社でバラされたら人気落ちるぞ

俺達が別会社って事に感謝しろよ。
         ウケル~。


「誰だよ!お前を
カーちゃんにした彼女
って、写真あるか?」




まさか記念品...

     「……嬉しくて。」

   引くワー
   マジかよ? 
    捨てろよ
    洗えよ。
    お前女かょ~。












          
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