【短】恋はいいね
「水美……シよっか?」

「…っ!…こんな時間から?」

「だって、折角の記念日だし…それに…………ね?」

「んもぅ…ばか」


不意をついて、耳元を掠めるように囁いた言葉に真っ赤になりながらも。
両手を伸ばして俺を真正面から抱き締めてくれる水美。


『早く二人目の子供の顔も見たいし、な』


幸せになろう?
二人で、そしていつか二人の幸せの証と一緒に。
ずっと、ずっと…。
一秒でも多く、キミと繋がっていたいから…。

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