光〜ray of hope〜
ねぇ、なんで将斗はそこまで耐えるの
ここまで私にされて、なんで見捨てないの…
湊が部屋の物を片付けていく
これ私がしたんだよね…
私、なにやってんの…死にたいよ、こんな迷惑かけて
生きている意味ないし
私はゆっくり立ち上がりキッチンにある
包丁を手に持って自殺をしようとした瞬間
後ろから抱きしめられ私の手にある
包丁を優しく取って耳元で囁かれた
「俺は、迷惑なんて思ってない。
幸せだよ…こうして一緒にいてくれてありがとう」
私は嬉しかった
こんな私でも将斗は私に感謝する
感謝されるようなこと何一つしてない
寧ろ傷付けることしかしていない