優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~
『結菜ちゃん…俺の部屋に行こう』

祥太君がそう言った時、颯君が帰って来た。

颯君は、私達のただならぬ雰囲気に気づいた。

『何があった?』

文都君が、全てを颯君に説明したら、ものすごく怒った。

『今から結菜ちゃんと文都と話し合って対策を考えるとこ、颯も来る?』

『当たり前だ』

私達は、祥太君の部屋に入った。

この4人で同じ部屋に入るのは初めてだ。

『ごめんなさい…私…』

まだ体や手が震えてる。

『怖かっただろ』

祥太君、優しい。

『誰なんですか?川崎君って言ってましたよね…』

文都君に聞かれて、私は…

『迷惑かけて、本当にごめんなさい。あの人は…私の同級生なの』

『あの人のこと、好きだったの?』

祥太君の質問…

『…』

私は、黙ってしまった。

『誰かに頼りたくなるくらい、ずっとつらかったんだよね?結菜ちゃん』

『健太さんが…あの調子では、結菜さん、まいってしまいますよね』




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