優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~
『結姉はその人のこと、好きじゃないんだし、別れたいと思ってるなら、答えは1つだよな』

『颯君?』

『ああ、俺達3人で結菜ちゃんを守る』

3人は、うなづいた。

『…みんな…でも、川崎君、あの様子じゃ何するかわからない。みんなに迷惑かけられないよ。元はと言えば私の…ワガママが招いたことなのに…』

本当にそう思った。

こんなに年上の私が引き起こしたこと、年下の彼らに背負わせるなんて…

親代わりなんて、とんでもない…

私は、最低だ…

『結菜ちゃん、そんな顔しないで』

『そうだよ、結姉。どうせ、俺達に迷惑かけて申し訳ないって思ってるんだろ?そりゃ…確かに結姉が他の男と…って思ったら、ショックだけど…でも、それでも、俺の気持ちは何も変わらない。必ず結姉を守る』

『そうですね…僕も結菜さんを守りたい。申し訳ないなんて思う必要ないです』

『みんな…ごめん、ありがとう』

『とにかく、これからは毎日、結菜ちゃんを俺達3人で交代で守る、それでいいね』

私は、申し訳ない気持ちでいっぱいになったけど、やっぱりみんなの思いが嬉しかった。

迷惑かけて、ごめんね…

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