優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~
『旦那を?』

『…はい、私、健太さんが好きです。ずっと一緒にいたいと思ってます』

嘘でしょ…

みんなの前だよ…

どうして今?

『智華ちゃん、その話、後でゆっくり聞くね』

旦那は、仕事でいない。

智華ちゃんは、いっぱいいっぱいのようだった。

冷静さに欠けているように見えた。

『智華ちゃん、どうしたの?健太さんは…結菜ちゃんの旦那さんだよ』

『わかってます、でも、私、健太さんのことが好きで好きで…』

『告白したの?健太さんに』

祥太君が、心配していろいろ聞いてくれた。

『はい、しました。健太さんも私が好きだって…言ってくれました。奥さんがいるってわかってても、この気持ちは止められない。健太さんは、奥さんのことは、もう愛してないって…そう言ったんです、だから私…』

『もう止めろよ』

颯君が、智華ちゃんのセリフを制止した。

嘘だ…

私、涙を流してる?

旦那のことで?



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