優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~
私は、ほとんど食べてない食事を流しに運んだ。

その場にいるのが、とても苦しかった…

その夜、私は、全てを旦那に話した。

『智華ちゃん、みんなの前で言うことないのにな』

『その言い方、ずいぶんひどくない?智華ちゃんは、あなたが本当に好きで、どうしようもなくて、話したんだと思う』

『ちょっと若くて美人だから、相手にしたら、すぐ彼女気取りだな。本当、重いんだよ、そういうの』

旦那の言い草に、私は、間髪入れずに平手打ちをした。

息が上がるくらい激しく。

『お願いだから、私の前から消えて!まず、智華ちゃんにはあなたからキチンと話して。彼女が絶対に傷つかないように、デリカシー持って話してあげて。そしたら、もう…私達は…完全に終わり。すぐにここから出て行って』

旦那は、黙っていた…

こんな私を見るのが初めてだったのかも知れない。

私だって…

ちゃんと言えるんだから、自分の気持ち。

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