優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~
それでも、祥太君、文都君、颯君の3人は、私のことをすごく気遣ってくれ、きっと、落ち込んでいるだろうと、いろいろ優しく声をかけてくれている。

10月にもなると、朝晩が冷え込む。

秋も深まり、紅葉も見受けられるこの時期。

暖かめのパジャマに、カーディガンを羽織り、私は、温かいココアを入れた。

お母さんとひなこちゃんは先に休んだようで、ここにはいない。

男の子3人は、ダイニングに集まって、ココアを飲んでいる。

3人が3人ともに…

個性があって、それぞれに絵になる…

ここはモデル事務所か、俳優さんの楽屋かって言う雰囲気だ。

もちろん、彼らは見た目だけじゃない。

中身もいい。

心根が優しい3人。

こんな3人に囲まれて…

私は…

本当に…

幸せだと思う。

まだ私は、3人からの告白に対して、答えは出せないままだったけど…

『結菜ちゃん、あのさ…俺達、3人でいろいろ話したんだ』

祥太君が、切り出した。

『川崎さんのことがあって、健太さんが出て行って…智華ちゃんもいなくなって、結菜ちゃん、すごく参ってると思うんだ。いろんなことがあり過ぎて』









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