優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~
ドキっとした。

社交辞令かも知れないけど、でも…

こんなイケメンから、こんな嬉しい言葉。

男性に対してかなり冷めてた私の心が、ほんの少しだけ、温められて溶けたような感覚。

そうこうしてるうちに、家に着いた。

『すごくいいね』

山崎君も、この別荘をほめてくれた。

部屋に案内して、ひなこちゃんと同じように、しばらく休んでもらうよう伝えた。

山崎君の部屋のカラーは、青。

履歴書の写真を見た瞬間に、直感的に青だって思ったの。

やっぱり爽やかなイメージだからかな。

白い壁に、さり気ないブルーが山崎君にピッタリだ。

私が、部屋を出ようとしたその時、

『ねえ、俺のこと、祥太って呼んでよ』

って、真剣な顔で言うから、ちょっとびっくりしたけど…

『そ、そうね、確かに。これから一緒に暮らすんだしね、仲良くしたいし、そうさせてもらうね』

『うん、もちろん。じゃあ、祥太って呼んでみて』










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