優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~
みんなの気持ちに、感謝があふれて止まらなかった。

忙しくて大変な中、バイトとか、頑張ってくれて…

本当にありがとう…

お母さんもひなこちゃんも、きっと喜ぶね。

みんなが部屋に戻って行ったあと、私はまだしばらくココアを飲んでいた。

温かいのを入れ直して…

なんだか嬉しくって…

余韻に浸っていたかったのかな…

旅行なんて本当に久しぶりで。

ワクワクする。

そしたら、祥太君がまた戻って来たの。

『どうしたの?』

『ごめん、ちょっと…いいかな?』

『…う、うん』

『さっき、言わなかったんだけど…やっぱり結菜ちゃんには話しておきたいと思って』

『そうなんだ…わかった…座って』

私は、祥太君の分のココアも入れ直しながら、考えた。

祥太君、何を言うんだろう…

ちょっと不安になる。

怖いこと言わないでね…

例えば…

ここを出ていきたい…

とか。


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