優しい愛に包まれて～イケメンとの同居生活はドキドキの連続です～

『謝ることなんかないよ。俺達は、結菜ちゃんが結婚してるってわかってるのに告白したんだ…それって、本当にズルいよね。でも、それでも、3人とも結菜ちゃんに気持ちを伝えたかったんだ…どうにもならないってわかってても』

『祥太君…』

『でもさ、今、健太さんも川崎さんもいなくなって、正直、結菜ちゃんは1人でいる。健太さんがいたら、俺にはチャンスないのかなって本当に複雑な気持ちだった。だけど…』

祥太君の真剣な顔と、言葉に、私は思わず息を飲んだ。

『もう、健太さんはいない…もちろん、結菜ちゃんが離婚したことを喜んでるわけじゃないし、結菜ちゃんが落ち込んでる隙を狙おうとか、そんなこと思ってるわけじゃないんだ。でも…』

祥太君…

『やっぱり、結菜ちゃんの側にいたいって思うし、いつかは彼氏になりたいし、いつかは…』

心臓が壊れそうなくらい、高鳴る…

『結菜ちゃんと…結婚もしたい。それが、本音。一生…大事にしたいんだ』