優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~
その後、私達は、近くの散策路をゆっくりと歩くことにした。

空気が済んでいる。

少しの寒さはあるけど、あまり気にならなかった。

お母さんには、ショールを掛けてあげた。

木々の間に可愛く咲く草花を見ながら、そして、側に流れる川のせせらぎを聴きながら、私達は、この上なく贅沢な時間を過ごした。

『颯君、一緒に写真撮って』

ひなこちゃんが言った。

『じゃあ、俺が撮るよ』

祥太君が、カメラを構えた。

近づく2人。

ひなこちゃん、可愛い…

照れたような顔でカメラを見ている。

颯君も、優しい顔でカメラに向かってピースサインをした。

そうだな…

本来ならこの2人が理想的なカップルなんだろう…

21歳と19歳。

とても、お似合いだと思う…

違和感がない…

若い颯君だけど、浴衣も良く似合うし、よく気もつくから…

ひなこちゃんが好きになるのも、すごくわかる。





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