優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~
今、私は恋愛する気持ちを、わざと心に押し込めてるのかな…

同居人であり、大切な家族を好きになっちゃダメだって…

自分自身にブレーキかけてしまって。

だから私、周りなんてどうでもいい…みたいな、燃え上がる恋愛が出来ないのかな…

もし、そのブレーキを外したら…

私は…

3人のうちの誰かを無条件で好きになれるのかな…

『俺、ブログの中の結菜ちゃんのこと好きだって言ったけど、その時に、この人何歳だろうとかって、全く考えなかったしね』

『僕も…そのままの結菜さんが好きです』

『…2人とも…ありがとう』

『結菜ちゃん、本当に焦らなくていいよ、いろいろあって混乱してるだろうし、いろんなこと、ゆっくり考えて…』

祥太君が言ったその時、颯君が戻って来た。

『ひなこちゃんは?』

私が聞くと、

『部屋に戻るって』

颯君が、そう答えた。

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