優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~
『颯は?どう思う?』

祥太君に聞かれて、少し考え込む颯君。

不安そうな表情だ。

『祥太兄…文都君も、ここを出て行くってこと?2人ともそれでいいの?』

颯君から、感情が溢れ出す。

『文都と俺は、出ていく気なんて全くないよ。そうだよな、文都』

『もちろんです。僕もそんなつもりは全く無いです』

祥太君、文都君…本当にそう思ってくれてるの?

『でも、ペンションやるなら、俺達は…やっぱり邪魔だよね?』

『颯君…邪魔とかではないの、ただ、どうしてもお客様優先になるから…みんなからちゃんと毎月のお家賃を頂いておいて、十分なもてなしが出来なくなるから…それがすごく申し訳なくて』

私は、頭を下げた。

『私のわがままだってわかってるの、急にこんな話をして、本当に…ごめんなさい。許してね』

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