優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~
『俺達は、ここを出ていくなんて、1ミリも考えられない…結菜ちゃんを本気で支えたい。俺達の食事なんか、気にしないで。お客様に作った分の余り、自分らで勝手に食べるし。お客様優先で、全然いい。そうして欲しい』

『そんな訳にはいかないわ…みんな、ペンションなんて、想像も出来なかった世界でしょ?そこに、みんなを巻き込みたくないよ』

『結菜さん、僕らのこと、もっと頼って下さい…みんな、側にいて、あなたを守りたいんです』

『そうだよ…結姉のそばで、結姉のために何かしたい。出ていくなんて、俺は絶対に嫌だ。俺達におもてなしとか、そんなの、一切、考えなくていいから』

みんな…

どうしていつも、そんなに優しいの?

私、本当にダメだね…

1番年上なのに、ううん、ずいぶん年上なのに、みんなに押し切られてる?

自分で何も決められないで、情けない…

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