優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~
心配だな…

時間を取って、ちゃんと聞いてあげなきゃね。

私は、みんなのお母さん…なんだから。

祥太君を玄関で見送って、私は、部屋の掃除を始めた。

今日は、土曜日。

文都君は大学が休みで、朝から図書館で調べ物をするらしい。

休みの日まで、偉いなぁ。

本当に勉強家だ。

『結菜さん。図書館に行って来ます。何か買う物があれば買ってきますよ』

『文都君、いつもありがとう』

優しい気遣いが出来る文都君。

きっとご両親が大切に育ててくれたんだろうな…

『結菜さん…僕は、バイトもしてないし、家のこと、何でも手伝うんで、言って下さい。本当にすみません』

『謝ることなんかないよ。文都君は、毎日毎日本当に勉強頑張ってるし、レポートや研修とかで大変なんだから、そんな気を遣わなくて大丈夫だよ。うん、でも何かお願いがあれば言うね』

文都君が、うなづいた。

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