優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~
『本当?入れてくれるの?じゃあ、私ももらおうかな』

キッチンで、颯君は、コーヒーカップにポットのお湯を注いだ。

『はい、結姉』

『ありがとう…いただきます』

広いダイニングテーブルにたった2人…

向かい合って座った?

私、少し緊張してる?

『…あのさ、この前の話しだけど…』

颯君が、ちょっと恥ずかしそうに言った。

『ん?なんの話しだった?』

『…結姉に…やっぱりモデルになってもらいたいんだ』

『あ…モデルの話…』

『…ダメ?』

私は、すぐに返事が出来なかった。

颯君は、ずっと私を見てる…

そんな近くから、あんまり見ないで…

整った眉に、キラキラした目。

色白で本当にモデルさんみたいなとっても綺麗な顔…

そんな颯君に見られたら…

恥ずかしいよ…

『俺、結姉のこと、キャンバスに描きたい。絶対に…描きたい』

颯君、わがままを言う子どもみたいだよ…

だけど…

なんで、こんなに真剣なの?

どうして、私なんかを描きたいの?




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