優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~
『わかった…でも、次からは夕食が要らないなら早めに知らせてね。行ってらっしゃい』

私は、それだけ言って、さっさとキッチンに引っ込んだ。

『あの…』

智華ちゃん?

1人で私を追いかけて来た?

『私、健太さんのこと、好きかも知れません。この3ヶ月一緒にいて思いました』

え?嘘…

そんなこと、言われても…

なんて答えればいいの?

『…私、本気です。奥さんには、一応、言っておこうかと』

『智華ちゃん…それ、よく考えた方がいいよ。あの人はね…』

『奥さんとは上手くいってないんですよね?健太さんの態度見てたらわかります。なんだか…健太さん可哀想です』

か、可哀想?

『智華ちゃん、あなたは、まだ若いわ。あの人はもう40なのよ』

『年齢なんて関係ありません。私は…健太さんの優しさに…』

そう言って、智華ちゃんは出て行った。

浮気ぐせのこと…

ちゃんと、言ってあげれば良かったかな…
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