優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~
ここが文都君が勉強してる場所なんだ…

大学の4年生…だよね。

6年間だから、あと3年もここに通うんだ。

本当にお医者さんになるって大変なんだね。

偉いな…文都君。

『レストランはあっちです。お腹すきましたね。何たべようかな…』

『…そうだね。楽しみ』

そう言いながら、ちょっと緊張してる私。

やっぱりオバサンが大学にいるなんて、変だよ…

場違い。

『文都!』

その声に振り返ると、誰かが近づいて来た。

『達也。もう来てたの?』

『ああ。こちらは?』

誰?この元気なイケメンは…

『ほら、話しただろ。僕が住んでる家の大家さん。ものすごくお世話になってるんだ』

『ああ!大家さん!大家さんなんて言うから、もっと年上の人かと』

だから、誰?

『…結菜さん、こちらは僕の友達の達也君です。医学部で一緒に学んでます』

あぁ、そうなんだ。

『初めまして、三井結菜です。いつも文都君がお世話になっています。今日は文都君に誘ってもらって、レストランでランチをと思って』

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