優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~
『ここです』

『あっ…素敵なところだね』

『レストラン、今日は空いてます。良かったです』

文都君が、イスを引いてくれた。

『何でも食べて下さいね、ご馳走します』

『え、いいの?申し訳ないよ』

『…僕にもカッコつけさせて下さい…結菜さん』

優しい眼差しにドキっとした。

『嬉しいな、ありがとう』

『なんて、ここは安いので、カッコはつきませんね。じゃあ、また次回はもっといいところに案内します』

次回…?

また誘ってくれるの…?

文都君、少し変わったね、大胆になって来たって言うか…

私達は、食事をゆっくりと楽しんだ。

『美味しかった…ご馳走さま』

『喜んでもらえて、嬉しいです。あの…』

文都君が、言葉に詰まった。

『…僕は、今から授業です。これからも毎日毎日、勉強です』

『…?どうしたの?文都君…?』

『…毎日、結構ハードです。医学部に入ってからずっと』

『うん、わかるよ。文都君、人一倍頑張ってるもんね』



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