優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~
『…ありがとうございます。僕は、同居する前まで、本当に何のために医者を目指してるのか、見失ってたんです。でも、結菜さんやみんながそれぞれに一生懸命頑張ってる姿を見てるうちに…僕も甘いこと言ってられないなって』

『…文都君、すごいね。偉いよ、本当に。お医者さんになるなんて、ものすごく勇気とか決断とか…いると思うんだ。でも、文都君の頑張ってる姿見てたら、私も応援したいってすごく思うし、こっちが文都君に元気もらってるんだよ』

『結菜さん…そんなふうに言ってもらえて、本当に嬉しいです』

『だけど、文都君、大変な時はいつでも私に弱音を吐いてね。本当に、それは大事なことだよ。そして、また頑張ればいいんだから。ずっとずっと応援してる』

自然と2人とも笑顔になった。

想像もつかないくらい大変な世界だと、心から思う…

だからこそ、母親代わりの私は、文都君を応援し続けたいと本気で思えた。

『…結菜さん、僕…今、すごく幸せです。同居人として、迎えてもらえて…本当に良かったです』
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