優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~
始まる…

祥太君だ。

すごい、祥太君の登場で、歓声や拍手が一際大きくなった。

祥太君、オーラがすごい。

舞台の上に上がると、さらに素敵になるんだね。

演奏が始まって、みんなが聴き入る。

祥太君のピアノソロ。

素敵…

胸が熱くなる…

何も考えなくても、自然に涙がこみ上げる。

ただ、本当に自然に…

私だけじゃない、周りの人も…

凄すぎて、素敵すぎて、私、ずっとずっと夢の世界にいるようだった…

祥太君…

あなたは、本当に素晴らしい才能を持っているのね。

このままずっと聴いていたいよ…

これから先も、ずっと弾き続けてもらいたい。

心から、そう思った。

残念だけど、あっという間に、コンサートが終わった。

周りにも涙をぬぐいながら、席を立つ人が見受けられた。

感動して、胸がいっぱいのまま、私は会場を出た。

祥太君は、しばらく出て来れないだろう。

私は、約束のレストランに先に向かった。



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