Campus Love~学内恋愛~
それからおよそ一年近くが経過して、ユウキは、例年のごとく、夏の環境調査実習の受講者ガイダンスを担当していた。
参加者は70名程度で、小さな講義室はすでに希望者で満員となっている。
ユウキはスライドを使いながら、実習の申し込み方法やスケジュール、去年の実習の写真などを、学生たちに説明していく。
最後のスライドが終わり、講義室の蛍光灯のスイッチをつけ、ユウキが再び学生の方に体を向け直したその瞬間、ユウキは、自分の目を疑った。
「リカ?」。
ユウキは、そう小さな声でつぶやいた。
Chapter 1 Fin.
参加者は70名程度で、小さな講義室はすでに希望者で満員となっている。
ユウキはスライドを使いながら、実習の申し込み方法やスケジュール、去年の実習の写真などを、学生たちに説明していく。
最後のスライドが終わり、講義室の蛍光灯のスイッチをつけ、ユウキが再び学生の方に体を向け直したその瞬間、ユウキは、自分の目を疑った。
「リカ?」。
ユウキは、そう小さな声でつぶやいた。
Chapter 1 Fin.