Campus Love~学内恋愛~
そして、別れ際に、ユウキは、「大学を辞めても、もちろん連絡くれるよな?」、「いつまで僕と仲良くしてくれる?」と冗談ぽく聞いた。



すると、ミヒロは、ニッコリ微笑んで、「センセーに男を感じるまで」と答えた。



逆に、今度は、ミヒロが、「センセー、いつあたしに告白してくれるんですか?」と尋ねてきた。



ユウキは、「もっといい女になったら、抱いてやるよ」と笑って返した。



ミヒロの胸には、ユウキが誕生日にプレゼントしたディオールのネックレスが光っている。



最後に、二人は「これからもお互いがんばろう」と、かたく握手をして別れた。



ユウキは、それまでも何度かミヒロの手を握ったことはある。



でも、なぜかその手は、冬なのに温かかった。
< 422 / 509 >

この作品をシェア

pagetop