Campus Love~学内恋愛~
さて、昼食を食べ終わってからも、二人は会話を続けた。



「ところで、倉科は、好きな男の子はいるのか?」。



「いえ、いません。今のところは」。



「そうか、じゃあ、いずれできるといいね」。



実際に彼氏ができると、ミヒロのときのように、ちょっとヤキモチをやくかもしれないけど、一応、そう言った。



「ええ、でも、今は勉強やバイトの方が大事で、とくに自分からほしいとは思いません」。



ユウキはそう聞いて、少し安心した。



彼氏ができたら、こんなに毎週毎週研究室には来てくれないだろうから。
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